私たちの住む地球は「水の惑星」と呼ばれるほど豊かな水に恵まれています。その地球上には、水を必要とするさまざまな生物が生息し、私たちもまた、水はかかすことのできない貴重な資源となっています。その中で私たちが必要とする水は、地球上の水の総量約14億Km3のうち約97%が海水で、私たちが利用できる河川や湖沼、地下水などの水量は、地球全体のほんの0.8%でしかありません。
かつて、日本の水は世界一おいしく、安全な水といわれていました。外国の船員たちは「日本の水は赤道を越えても腐らない水」と大変重宝していたようです。しかし、その日本の水も著しい経済発展によって工場排水、家庭排水、農薬、酸性雨と様々な環境変化で汚染されています。
“水は限りある、貴重な資源”です。水の大切さを改めて認識し、暮らしの中に上手に生かしていくとともに、排水にも工夫をすることで河川や湖の汚染を防ぐなど、将来にきれいな水を守る努力をしていかねばなりません。